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株式会社(2014年11月7日)
会社設立その前に②会社設立に関係するヒト
会社設立を進める上で、「発起人」「設立時取締役」「取締役」「株主」などいろいろな登場人物がでてきます。同じ人物がいくつかの役割を同時に果たすこともあります。それぞれの役割や意味をしっかりおさえましょう。
①発起人(会社を作ろうとする人)
まず、一番初めの登場人物です。会社設立を企画し、会社の内容を定めた定款に署名をする人を発起人といいます。発起人は会社設立の際に出資もしているので、会社設立後には株主にもなります。
◎発起人の主な役割
○定款の作成を行う
○公証役場で公証人から定款の認証を受ける
○株式の払込みを受ける
○発起人全員に引き受けた株式の払込みをさせる
発起人には、法人や未成年者でもなることができます。ただし、15歳未満は印鑑証明書がとれないので、法定代理人が必要になります。
②設立時取締役
次に設立時取締役です。設立時取締役は、設立時の取締役です。
会社設立後の取締役と同じではないのですが、多くの中小企業の場合には、設立時取締役がそのまま取締役になります。
特に設立時と定められているのは、特に実施すべき仕事があるからです。
◎設立時取締役の主な役割
○現物出資が行われる場合、出資が正しく行われているか調査する
○代表取締役の選任を行う(定款で定めていない取締役会設置会社の場合)
③取締役
実際に会社の経営を行っていく人々です。
設立時取締役からそのまま取締役になるケースが多いです。