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株式会社(2014年12月19日)
(記者発表12/10)横浜市とクラウドファンディング運営事業者3社が市内企業への資金調達支援に関する協定を締結
横浜市がクラウドファンディングという新しい取り組みを開始することはご存知でしょうか。新しいビジネスモデルを考え事業化したいけれど、数千万規模の資金が必要になる。融資だけではまかなえず、ベンチャーキャピタルなどの方法を検討される方が横浜会社設立ステーションのお客様でもいらっしゃいます。
魅力的なビジネスアイディアを実現したい!でも大きな資金がないと事業化できない、といった方の一助になる取り組みになればと考えています。
◆横浜市とクラウドファンディング運営事業者3社が市内企業への資金調達支援に関する協定を締結
12/10に記者発表が行われた内容によると、横浜市はクラウドファンディング運営事業者3社各々と、クラウドファンディングによる資金調達支援に関する協定を締結しました。本協定に基づき、クラウドファンディングを利用しやすい環境づくりを進め、市内企業の新たなチャレンジを積極的に支援していくということが述べられています。
記者発表の内容はこちらをご参照ください。
http://www.city.yokohama.lg.jp/keizai/happyou/h26/141210cfhappyou.html
◆クラウドファンディングって?
クラウドファンディングとは、インターネット経由で、不特定多数の人々から少額ずつ資金調達する仕組みです。
今回はこのようなスキームで、この支援施策を進めていきます。
クラウドファンディングにはいくつかの形態があり、今回は、融資型と購入型の2つの形態がとられます。融資型とは、資金調達の額が数万円~数百万円程度。資金提供者への対価は商品やサービスになっています。購入型とは、資金調達の額が数十万円~数千万円程度。資金提供者への対価は金利相当の利益になっています。
連携するクラウドファンディング運営事業者は、
・日本クラウド証券株式会社
・株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング
・関内イノヴェーションイニシアティブ株式会社
の3社になります。
また、それぞれの運営事業者の取り組みは以下の内容になっています。
◆クラウドファンディングでどんないいことがあるの?
各運営事業者で、実施する取り組み内容やクラウドファンディングの形態が異なります。
資金調達を受けるだけでない、事業のサポートといった施策も考えられているようです◎日本クラウド証券株式会社
運営サイト名
Crowdbank
クラウドファンディングの形態
融資型
取り組み内容
・市内中小企業向け専用ファンドの立ち上げ
・市内中小企業向け融資型クラウドファンディング活用セミナーを横浜市で無料開催
・横浜市主催セミナーへの無償協力
◎株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング
運営サイト名
Makuake
クラウドファンディングの形態
購入型
取り組み内容
・市内企業の特集ページ作成(プロジェクト数が一定数以上の場合)
・4千万人の会員規模を誇る「Ameba(アメーバ)」関連事業からの拡散、話題づくり
・市内企業の特性に応じた、キュレーターによるより丁寧なサポートやノウハウの提供
・プロジェクトページ作成ワークショップの開催
・横浜市主催セミナーへの無償協力
◎株式会社サイバーエージェント・クラウドファンディング
運営サイト名
FAAVO 横浜
クラウドファンディングの形態
購入型(横浜限定)
取り組み内容
・資金調達活動のためのワークショップスタジオの無償提供(1回あたり2時間程度)
(他のクラウドファンディング サイトで資金調達を行う場合でも通常利用料の半額)
・クラウドファンディング関連イベント「クラファン☆ヨコハマ」の開催
・WEB サイト、FACEBOOK、メールマガジンによる広報
・横浜市主催セミナーへの無償協力